なまし番線

なまし番線置き場です。
鉄線を熱してそのまま冷やした「ぐにゃぐにゃ」の針金です。

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番線と呼ぶのは、鉄やステンレス、アルミニウム、銅などのいわゆる針金の直径が番号で呼ばれているからです。これは「ワイヤーゲージ」という規格で、アメリカのAWG、イギリスのSWG、ヨーロッパのBWGの三種類あります。女性でピアスをご愛用の方にはAWGは馴染みがあるかもしれませんね。
写真手前のふた山は10番で直径3.25mm~3.40mm、一番奥の山は12番で直径2.64mm~2.77mm。3束しか無いのは8番で直径4.0mm~4.2mmのもの。以前は、丸太の足場などをしっかりと組むために#8が良く使われましたが、最近ではあまり需要がありません。ちなみに、番号が上がって行くと直径が細くなります。
ところで「なまし番線とはなんぞや?」と問われれば「丈夫な鉄の紐」とお答えするしかありません。工事現場や古紙のまとめなどの荒っぽい場所に使われるので、少々錆が浮いていようが「それが常識」というものです。
ご存じかどうか針金は「長さ」ではお売りできません。「重さ」です。

上の写真の「巻番線」の他に、「箱番線」というのもあります。

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使用目的によって前もってきちんとした形に整えたものです。箱の中には、こんな形のものがギッシリと詰まってます(^^)v

ちなみに、わが社が扱っているブランドは「横綱」といって箱のロゴが・・・(;^_^Aではありますが、品質は最高です。

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